UnNews:「Go to トラベルキャンペーン」、「Go to hell キャンペーン」に名称変更し、前倒しで開始へ
【2020年7月10日 日本】
赤羽一嘉国土交通相は10日、ここ最近は減少傾向にあった新型コロナウイルス感染者が7月に入ってから再び増加し始め、本日東京で新たに一日当たりの感染者数としては過去最多となる243人の感染が確認されたことと、九州地方で豪雨災害が相次いでいることや、岡山市内で結核の集団感染が発生したことを受けて、「Go to トラベルキャンペーン」を「Go to hellキャンペーン」に名称変更し、本来早くて8月の早いうちからの開始としていたものを、7月22日に大幅で前倒して開催することを明らかにした。
Go Toトラベルキャンペーン改めGo to hellキャンペーンは、旅行代金の半額、1人1泊あたり最大2万円相当を政府が補助する取り組み。そのうち7割が旅行代金の値引き、3割を旅行先で利用できるクーポンとして配布する。
これを受けて天国関係者の一人は、「ここ最近は多くの人々が押し掛けてきて、大盛況になり始めたところだった。期待していたのに、わざと人にウイルスをまき散らしたり、災害を利用して寄附金募集を装った詐欺などをする悪人が激増して、天国に行く人が減るかもしれない」とうなだれた。
一方で政府関係者の一人は、「『進むも地獄、退くも地獄』の『進むも地獄』が変更後の名称の由来だと聞いている。なるほど、退いたら観光業が地獄絵図になるし、進んだら感染者増加と災害のさらなる混乱でこれまた地獄だ。」とため息をついた。
気になる人々の反応だが、豪雨災害の被災地からは「そのキャンペーンに使うお金があるなら、私たちに回してほしい。このままキャンペーンを決行されると十分な対策が取れない避難所で新型コロナウイルス感染拡大が起こり、それに伴う復興が遅れることが考えられ、それにより自分たちのところが地獄になる(Go to hell)。」、都心部からは「医療崩壊で医療関係者の状況がさらに地獄になる(Go to hell)前に、医療機関にお金を回すべき」などといった声が出ており、概ね厳しい反応のようだ。
また、SNS上でも厳しい声が多数上がっており、元々地獄になり気味であったSNSの雰囲気がこのキャンペーンによって地獄になりそう(Go to hell)である。
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