UnNews:「謎の種、絶対植えないで」植物防疫所から異例の注意喚起
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【コロムビアタイムズ電子版 2020/07/31】
コロナ禍に震える日本国内に、またしても新しい「不安の種」が振り撒かれた。農林水産省傘下の植物防疫所によると、現在日本全国で差出人不明の混合種子が送り付けられる事案が多発しているという。これらは色とりどりの封筒に入れられ、いかにも華やかそうなイメージになっているものの、混合種子を種苗業者がより分けた結果、ベゴニアやリーフレタスなど安全な種子に混ざってニラやミント・大葉といった非常に繁殖力の強い「害草」の種子が少数混ぜられている事が判明した。
これら害草は農薬耐性や低温/高温順化力が植物界全体で見てもずば抜けて高く、どんな過酷な環境下でも生存し繁殖し続ける特性を持つ。一般家庭の家庭菜園程度ならば数日で壊滅させられ、また農耕地に侵食した場合は植えられた作物を駆逐するだけでなく土壌の養分を吸い付くし、忌地状態に追い込む事も多い。更に駆除が極めて困難で、汚染度合いによっては耕作の永久放棄も含め重大な選択を考える必要がある。
もし非農業従事者が危険性に気付かず植えてしまった場合、瞬く間に広範囲が害草汚染に見舞われてしまう可能性が高い。これは日本の農産物への重大な危機として、現在各地の植物防疫所では注意喚起を行っている。なお種子の出所に関しては現在調査中だが、アメリカ国内で起きているAmazonを経由したブラッシング詐欺と何らかの関連があるのではないかと疑われている。
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