UnBooks:文体偽装法
はじめに[編集]
文体偽装(ぶんたいぎそう)とは文章の様式を変えることによって、別人であるように見せることである。
文章書くときに人は多くの癖が出てしまう。そのために名前を伏せたりペンネームやアカウントを変えた状態で文章を書いても、本当の人物は誰であるかを他の人達に見破られてしまうことがある。そのような事態を防ぐため、誤魔化そうとする人の中には文体を細かく変えることで本当の別人であるように書くことがある。多くの場合、変更する箇所は癖の出やすい場所であり、そこを誤魔化すことが出来れば見る人の目を欺きやすくなる。逆に、その要点を知っていれば、名前だけ変えたようなソックパペット等を見破ることが出来るようになる。
以下の項で代表的な要点を騙す手段として記す。あくまで読者が偽装する手段を学ぶことで、他人を欺こうとするような人物の文章を見破るために使うことを期待しての記すである。
口調[編集]
口調を変えるのは文体を偽装する初歩の初歩である。口調と言っても、大方としては一人称と語尾を変えればよく、基本構文としては「私、です、ます。」「俺、だ、ぜ。」「僕、だね、だよ。」「自分、だ、である。」があり、それぞれに合わせて微妙に言葉の選択を変えれば効果的である。ただし、「俺、だ、ぜ」は多少堅い場面では全く利用方法がなく、どこぞのコミュニティで使えば、それだけで「態度が悪い」との理由でアカウントブロックを食らっても仕方ないだろう。
むしろ、そのようなコミュニティなどでは殆どの人物が「です、ます」を使っているために、むやみに変えない方が良いかも知れない。ゆめゆめ、いきなり「あのさ」と気軽に話しかけたり「あのね」と上から話しかけないように注意が必要である。
句読点[編集]
句読点は個性が良く出る所だが文章を変えるときに意外と変え忘れる要素である。目聡い人はここから気がついてしまうことがあるため注意しなくてはならない。句読点で現れる個性には以下のような物がある。
読点の頻度[編集]
読点を頻繁に打つか、全く打たないかで文章の印象から読み方まで随分と変わってくる。
- 君は牛を二頭持っている
- 君は、牛を二頭持っている
- 君は、牛を、二頭持っている
上記の三つで文章の印象が大分違うだろう。読点を打つとき多くの場合は、「僕は、うつ病だ。」のように前の文節同士で平仮名が続く場合に読点を打ちやすい。また読点は実際に言葉を発する調子を再現してしまうことがあるため、「しかし、それは思い違いだった。」の様に実際の会話でも呼吸を区切りやすい接続詞の後では読点が多くなる。このような事情で個人の癖が大きく出やすく、そのため読点の使い方を変えると印象も変わりやすい。 ただし文体を変えようと張り切って「君、は、牛、を、二、頭、持、っ、て、い、る」等と書き始めると宇宙人みたいになってしまうので注意が必要である。相手は君にその牛をキャトルミューティレーションされるのではないかと構えてしまうだろう。
文末の句点[編集]
文末に句点を打つか打たないかでも個性が分かる。
- 君は牛を二頭持っている
- 君は牛を二頭持っている。
一段落の文節では句点を打つことがあるが、改行の際の文末では句点を打たない人が居る。文章のルールでは全ての文末には句点が必要であるが、実際には打たない人が居るのだから、これを上手く切り替えることで同一ではないように見せることが出来る。もう一工夫するならばカギ括弧の最後に句点を着けるかどうかも気をつけてみると良いだろう。「君は牛を二頭持っている」と「君は牛を二頭持っている。」という感じである。細部に拘ることで俺と彼は違うという説得力が増す物である。
時に「俺には文章の規則を破ることなど出来ない!」と言う正義感の溢れる人がいるかも知れないが、そんな正しさを持った人はそもそも相手を騙すことなど考えるべきではない。
コンマピリオド[編集]
横書きでは句読点「、」「。」ではなくコンマ「,」やピリオド「.」を使う人々がおり、特にプログラマに頻繁に見られる。これを真似させて貰うと良いだろう。
- 君は、牛を、二頭持っている
- 君は,牛を,二頭持っている
無駄にインテリぶっていて、いけ好かない感じが出るだろう。何?横書きの規則では読点は使わずコンマが正しいって?知ったこっちゃないね。
コンマだけでなく、読点を中点「・」に変えると言う手段もある。例えば「あ、いや、痛そうだなって思って」を「あ・いや・痛そうだなって思って」と変える。その場合・君は間違いなく久保帯人だと思われることだろう。
言葉の選択を変える[編集]
日本語は類語や同義語が多くあり、同じ意味で別の言葉を選択することで別人であるように見せることが出来る。
一人称二人称[編集]
いつも使っている一人称である「私、俺、僕、自分」等や二人称である「貴方、君、お前、そちら」等を別の言葉に変える、基本的で簡単な手法である。例えば「俺がお前でお前が俺で」「私があんたであんたが私で」と言うように、俺を私に、私を俺に変えることで前者は男で後者は女のように見せることも出来る。ただし男性向きの一人称を女性向きの一人称に代える場合は二人称も合わせて変えることを忘れてはいけない。ただし、そこまでしなくても俺を「おれ」や「オレ」、貴方を「あなた」と代えるだけでも印象が変わり効果的である。
ただし印象を変えようとして、あまりにも突飛な「あちき」や「おいどん」等の一人称を選ぶのは下手である。わざわざ、そんな面白可笑しい一人称を使えば「こいつ、わざと作ってるな」と勘ぐられ何かを隠しているように思われてしまう。変装はさりげなさが重要である。ネットの中には小生や拙などを使う人がいるので、それを選んでしまおうとすることがあるがお薦めしない、そのような人は変体仮名や旧漢字を好んで使っており真似るには難易度が高く、また周囲から浮いてしまう。普通の人に見せてこそ相手を長く騙すことが可能になるのである。
また、「あんた」という二人称は最近でも希に使われることがあるが、これを「あンた」と変えてはいけない。貴方が書いたとは思われないだろうが、確実に池上遼一のソックパペットだと思われてしまうからだ。
漢字変換[編集]
漢字変換は個人個人の癖で、かなりの偏りがある部分である。「思う」を「想う」に変えたり、「見る」を「観る」、「ウマい」「旨い」「美味い」等に変えるだけでも印象が変わってくる。
逆に普段に特徴的な変換をしているときは、それが理由で本人がばれてしまうため元に戻した方が良いだろう。特に第一候補ではひらがなやカタカナで表示されるところをわざわざ漢字にしている場合につまづきやすく、常用漢字と非常用漢字や差別的であるとして一般的にはひらがなで書かれることになっている文字を漢字で書いていること等がある。例えば一般的には「子ども」であるが「子供」としたり、「いる」をわざわざ「居る」と変換しているならば、ひらがなの方に戻してみるのも偽装の一技術である。
ただし、変換を変えれば良いと、万葉仮名を使って「君波牛尾二頭持津堤以流」等と書くのは良くない、何故なら最早奈良時代ではないからだ。
言い回し[編集]
日本語には、同じような意味で別の書き方がいくつも存在している。ややこしいことこの上ないが、そのせいで大抵の人は、同じような意味ならばいつも同じ一つの言葉を済ませてしまうのも人情である。でならば別人を装うときには違う言い回しを使うのがウマいやり方というものなのである。 言い回しを変える例としては小さいもので。
- 「例として」「例えば」「一例に」「例を挙げると」
- 「ほぼ」「おおよそ」「だいたい」「基本的に」
- 「ばか」「あほ」「たわけ」「twitterユーザー」「mixiユーザー」
以上のように、言葉のチョイスを変えれば、いつもの癖からみぬかれる可能性が低くなる。「違う言い方をする」「言い方を変える」と言うように大きく言い回しを変えるのも重要な手段である。
外来語・在来語[編集]
いつも使っている言葉を外来語に変えてしまうと言う方法もある。つまりユージュアリーにユーズしているワーズをアザーズカントリーワーズにチェンジしてしまうのもグッドチョイスだ。と言うようなことをすればルー大柴と確定されてしまうため、そういうことではなく、靴下をソックスと言ったり、中華そばをラーメンとしたり、逆はアメリカを米国と変えたりと、日本語表記も外来語表記もどちらも受け入れられている言葉を入れ替えれば、本人特定がされにくくなる。
しかし、コンピュータを電脳と言ったり、コートを外套とか言い出すと、厨2病と思われるため注意が必要である。
沈黙表現[編集]
沈黙や残語感を表現する時は三点リーダを使うのが文法上の規則だが、中点やピリオドを使う人が居るなどいくつかの方法あり、これによって同一判定を絞ることが可能になってしまう。
- 三点リーダ一つ「君は牛を二頭持っている…」
- 三点リーダ二つ「君は牛を二頭持っている……」
- 中点「君は牛を二頭持っている・・・」
- ピリオド「君は牛を二頭持っている......」
- 句点「君は牛を二頭持っている。。。」
逆にこれらをアカウントごとに使い分ければ、同一判定を免れやすくなるだろう。他にも点であれば良く、「、、、」や「,,,」でも良いし「’’’」でも理解されないことはないだろう。しかし、例を見てとって丸い物でも付け加えれば良いと考えてしまっても「君は牛を二頭持っている●●●」等と書いてはいけない、きっと読んだ人は●●●に何か罵倒の言葉が隠されていると考えてしまうだろう。
長音表現[編集]
長音符を使うときの癖には主に二つの要素がある。
長音符の省略
機器用語などで単語末に長音が伴うときに、長音符を省略をするかしないか。つまり「コンピュータ」か「コンピューター」、「エレベータ」か「エレベーター」かであるかの問題である。ただし、メインアカウントが長音符をつけているからと言って、偽装するアカウントでむやみに長音符を省略してしまうのは注意が必要だ。「カバー」の長音符を省略して「カバ」等と書いたら罵倒しているのではないかと混乱を招くことは必死である。
長音符・母音
「あー」のように言葉を伸ばしたときの表現もいくつかある。
- 長音符「はー」
- ダッシュ「は-」
- 波線「は~」
- 母音「はあ」
- 小母音「はぁ」
これらを使い分ければ、同一判定を免れやすくなるだろう。しかし安易に書き換えてしまい「バレー」を「バレエ」と書いたり、「ボーリング」を「ボウリング」等と書いてしまっては意味が変わってしまって問題がある。ましてや「スキー」を「スキィ」などと書いた日には、文章次第で勘違いした誰かにストーキングされること請け合いである。
半角全角[編集]
英数字および記号を半角にしているか全角にしているかは、意外と人の目に付く要素である。半角全角の選択ではまず、理系が主体であるコミュニティでは半角が主流であるが、文系が主体であるコミュニティでは全角が主流であることを留意しておく必要がある。コミュニティに合っているならば、あまり気にしなくとも良いが、もしも合っていないならば、全角半角を変えておくのも個人特定をされない一手である。
忘れやすいのが丸括弧「()、()」や中点「・、・」、スペース「 、 」などの見分けが付きにくい全角半角である。殆どの人は気がつかないが、自作自演を見破ることを生き甲斐にしている人には意外と目を着けていることがあるので気をつけておくべきだろう。
ただし、もし自分が全部半角で書いているからと全角に変えただけで偽装できた、などと考えて書いたりしていると、そこがウィキペディアやアンサイクロペディアであったならば、お節介な誰かが「wikily」と言う魔法を唱えることで全てが半角に書き直されてしまうことがあるため、バレバレになってしまう事態が発生する。場所を考えて使い分ける注意が必要である。
その他[編集]
- いい、よい
「いい」「よい」等のどちらの書き方でも良いとされている言葉は、どちらを選ぶ人も多いために、やはり個人個人で違うことが多い。そのため目に止まりやすく、これだけで個人判定はされないだろうが切っ掛けや材料の一つになってしまうことがある。「こんにちは」と「こんにちわ」や、「ゆく」と「いく」も特に気をつけるべき言葉である。
- ら抜き言葉
「食べられる」を「食べれる」と書くような、いわゆるら抜き言葉を使っているならば気をつけた方が良い。言葉づかいにうるさい人には、まるで特異な文章のように見つめられてしまい別アカウントと同じ人物であるように思われてしまうかも知れない。ただし、ら抜き言葉をしないようにと気をつけて「ら」をむやみに付け加えてしまうと「触れる」を「触られる」と書いてしまい、貴方の文章が何か怪しい話になってしまうだろう。
- 行頭空け
段落の文頭をスペースで空けるのも一つの個性である。一つの段落で長い文章を書くときは文頭を空けることで可読性を良くするのが文章のルールであるが、それでも行頭を空けない人も居る。空けるか空けないかで個性を演出するのも良いだろう。ただwikiでは行頭のスペースが特別な動作をすることがあるため注意が必要である。何故か自分が書いた文章なのに引用のようになってしまい、著作権違反者のようになってしまうこともあるだろう。
改行[編集]
改行は個々人が大分無意識にしてしまうことが多く、そして書く道具や自分の能力によって大きく左右される部分がある。
改行のタイミング[編集]
本来文章のルールならば改行のタイミングは文末もしくは「」の前になる。しかし、公文書でない限り好き勝手に改行することも多く、癖が出てくる。 1.句点や文末でのみ改行する。
- 君は牛を二頭持っているが、一頭は黒い牛である。
- その牛の尻尾は白い。
2.読点でも改行する。
- 君は牛を二頭持っているが、
- 一頭は黒い牛である。その牛は尻尾も白い。
3.文節でも改行する。
- 君は牛を二頭持って
- いるが、一頭は黒い牛である。
- その牛は尻尾も白い。
4.自由に改行する
- 君は牛を二頭持っているが、一頭
- は黒い牛である。その牛は尻尾も
- 白い。
1はもちろん2も比較的オーソドックスであり、その改行スタイルである以上は、さほどに目をつけられることはないだろう。仮に貴方が3や4のスタイルであるならば、改めた方がよいだろう。自分自身は気がつかないだろうが、都会の人混みの中に上京したての人間が一人いるぐらいには分かりやすく特徴的である。
一行の長さ[編集]
一行の長さを見れば、その人が使っている画面の大きさが分かる。殆どの人は改行する目安というのを自分自身で持っているが、それは書いた文字数よりも文字を書くための枠によって決められていることが多いためである。
- 君は牛を二頭持っている。
- 一頭は黒くもう一頭は白い。
- 生まれた子牛は灰色である。
こうなっていれば、読む人間には、この文章の長さがなんらかの目安によって決められているのだろうと推測が付いてしまう。
- 君は牛を二頭持ってい
- る。一頭は黒くもう一
- 頭は白い。生まれた子
- 牛は灰色である。
更にこうなっていれば、君が一行の文字数と同じ画面サイズの携帯電話を使っていることが丸わかりである。これでは他のどこを変えようと、パンチョ伊藤の頭部のように頭隠してハゲ隠さずの状況と言える。
- 君は牛を二頭持っている。一頭は黒でもう一頭は白い。生まれた子牛は灰色である。では前の年に生まれた白い牛は、やはり去年家に泊まった白人の子供だろうか。
この様に一行を長くして纏めれば、その目安もわかりにくくなる。しかし、多くの人達は自分がどこに何を書いたかが分からなくなってしまうために目安としてその中でも3から5行の間で改行してしまう。何気なくいつも通り改行しているつもりでも、そこに貴方の限界が現れてしまい、誰かに目を着けられる可能性もある。意図的に短くしたり長くしたりしてみるのも技術の一つだろう。
段落のまとまり[編集]
ウィキペディアのように、なるべく内容を一行に纏めて、改行も頻繁に行わない方が良い環境ではあまり見られないが、その他ネット掲示板では短い一行を何行も連ねて文章とすることが多く見られる。その様な時にはいくつかの段落毎に空白行を混ぜることで可読性を良くさせることがある。これも一定の間隔で空白行を入れることが多いため、ここから癖が捕まれることがある。
- 君は牛を二頭持っている。
- 一頭は黒くもう一頭は白い。
- 生まれた子牛は灰色である。
- 子牛の肉は赤色である。
- そして腹の脂肪は白色である。
- しかし君は赤い牛を持っていない。
- 隣の家には赤い牛がいる。
- 子牛の肉の半分は隣の家に、
- 渡すべきだろうか。
これは分かりやすい例だが、このように一定の間隔で空白行を入れてしまう人も大勢居る。もしも自分がそうであるならば、その間隔を変えるのも良いだろうし、そうでないならば、空白行を一定の間隔で入れてみれば、見る人を騙すことが出来るだろう。
5W1H[編集]
日本人は文章を書くときに、主語や目的語を省略しやすいということがあると私は様々な人から常日頃聞いている。もし仮に、普段貴方が主語や目的語やその他5W1Hを省略する癖があるならば、別の人を装って文章を書くときには、それらをしっかりと文章の中に書き込むことで、貴方が他人の目を誤魔化すことが出来るのではないかと私は考えている。ただし、この方法の問題点としては、貴方がこの方法で文章を書くときに、貴方が書いた文章が硬い文章になってしまうことであると私は推す。これらの文章を貴方が書いた場所が若い人々の集まるコミュニティ等だった場合は、貴方が書いた文章が硬すぎるために周囲の文章から浮いているように閲覧者からは見えてしまい、ソックパペットなどとは別の意味で貴方の文章が周囲の人から怪しまれてしまうため、良い手法ではないと私は考える。
つまり、この項目は、このページをいつか読む大半の人にとって無意味ではなかったかのように私は今考えてしまっている。
誤字脱字誤用[編集]
もし貴方がとある語句で常に誤字脱字誤用をしていることがあるならば壊滅的である。なにしろ少なくとも誤字脱字は貴方ぐらいしか、そう書かないからこそ誤字脱字なのである。誤用も、同じ誤用の仕方をしている二人がいれば同じ人物と思われても仕方がないだろう。
- 「ふんいき」を「ふいんき」と書いてしまう。
- 「気づく」を「気ずく」と書いてしまう。
- 「的を射る」を「的を得る」と書いてしまう。
- 「BUNNY」を「BANY」と書いてしまう。
- 「あららぎ」を「らららぎ」と歌い上げてしまう。
- 「寿限無寿限無五劫の擦り切れ水行松雲来松風来松食う寝る処に住む処やぶら小路の藪柑子パイポパイポパイポのシューリンガンシューリンガンのグーリンダイグーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」と書いてしまう。
特にネットのコミュニティなどではユーザー名の難読漢字の誤字やローマ字のスペルミスが意外と起こりやすい。ユーザー名などは自分はわかりにくくても、常連などは何度も目にしているために誤字が目に突きやすいため注意が必要である。ただ逆に別人を装う時にわざと誤字をすることで文体を偽装しようとするときには気をつけた方が良い、本当に同じような誤字をしている人がいた場合に別アカウントだと思われてしまってもともこもこもない状況になってしまうだろう。
筆癖[編集]
何気なく頻出してしまう単語、会話ならば口癖だが、文章ならば筆癖である。文体そのものが筆癖ではあるが、特に、普通に文章を書いているだけで頻出してしまう語句についてである。
- 気がつくと文頭に、「まあ」とかつけてしまう。「まあ、良くある話だよね」
- その後続く言葉がないのに、最後に「だが」とか「けど」とかつけてしまう。「それはないと思うんだけど」
- 何も言ってない言い始めに「と言うか」とか書いてしまう。「て言うか、一言言いたい」
- 別に意外でもないのに事ある毎に「意外と」とかつけてしまう。「ローマ字のスペルミスが意外と起こりやすい」
- 池田でもないのに「だし」とかで会話が終わってしまう。「それは関係ないし」「別に問題ないですし」
- いつの間にか語尾が全部「ね」とか「な」で続いている。「そうするとしてだね。君は口の利き方に気をつけるべきだよね。」
- 怪しくないのに「まてよ」が出ちゃう。「まてよ、これはノストラダムスが予言している!」
何か思い当たることがあったら気をつけておくべきだろう。
スラング・方言[編集]
いわゆる「お里が知れる」である。書き言葉でも意外と方言という物が出てしまうものであり、特に物の名称などでやってしまいガチである。地元が知れた場合は、プロフィールなどから同一性がばれてしまうこともあるから注意が必要だ。
方言の例)
- セブンスターのことをセッタと言ってしまったりブンタと言ってしまったりする。
- 「メンチカツ」と「ミンチカツ」。
- 薩摩揚げの画像を見て「美味しそうなはんぺんですね」とか言ってしまう。
- 孫悟空を見て「カカロット」とか呼んでしまう。
スラングでは、特に良く滞在しているネットコミュニティで使われるネットスラングがネット全体で使われるスラングと勘違いしてしまうことが多く、これは2ちゃんねる系のサイトで育った人に多い。オタク用語なども一般人には通じないが、ネットでは良く通じてしまうために気をつけずに使ってしまうことが多い。そこからばれてしまうこともあるから気をつけたほうが良いだろう。
スラングの例)
- 笑いを表すために「w」を何個も重ねてしまう。 …2ちゃんねら
- 謝るときに「さーせん」とか馬鹿にした態度をとる。 …VIPPER
- 「お前基地外だろ」とか書いてしまう。 …軍人
- 「ktkr」とか古代ヘブライ語のようなものを使い出す。 …ユダヤ教徒
- IPユーザーのことを数字の子とか言ってしまう。 …アンサイクロペディアン
- 人の名前等の後に「管理人ェ」のようにェを着けてしまう。 …自動アンケート作成民
- 「おやすみ」という所を「えんいー」とか言ってしまう。 …伺かユーザー
- 会話の中のAがよく見ると@になっている。 …アイドルマスター
- 眠った男が「バーロー」とか言っている。 …後ろにコナンがいる
このように、僅かなことから二つのアカウントの繋がりを気づかれてしまうことも多い。自分がスラングを使っていないか気をつけて、他の名前で活動するときには正しい日本語を使う、もしくは場所にあったスラングを選択するように気をつけなくてはならない。
巧拙[編集]
文章の上手い下手というのは何となく分かってしまうものである。上手いのは分かりづらいが、下手なのは分かってしまうものである。特に顕著な例として以下に示す。
- 同じ助詞が続いてしまう。「君の持っている牛の二頭のうちの一頭の体の色」
- 同じ単語を使い続けてしまう。「君の牛は黒い。黒い牛が黒い理由は、黒い毛が生えるからであり、黒い体をしているわけではない」
- 同じ接続詞が続いてしまう。「これは~です。そして~でした。そして~でもあります。そして~」
- 文末が同じ言葉になってしまう。「~である。そして~である。ただ~であるが、~である。」
上記ような文章になってしまうことが書き手の語彙が少ないために起こってしまう。一朝一夕に出来る物ではないが、自分の文章の自分臭さを消すためには、文章を多少は上手くして置いた方が良いだろう。もしそれ以上に上手くなりたかったら「文体練習」の項目を読むと良いかも知れないし、参考にならないかも知れない。