UnBooks:もう、女じゃ
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男の子たちは、みんな私の胸に夢中だったものよ(※ただしホモを除く)。
でも、バッサリ切った長い髪は、もはや平らになった胸板を包み隠してはくれない。
どんな顔してあなたに会おう?
いつ明かそうか? 今や私の一部となった、新しいパートナーのこと。
漲るホルモン、とってもかわいいモンスター。
あなたに見せたいのに、猛り狂った私の分身。
あなたを快感で切り刻んであげたいのに。
赤熱したトーストナイフが、スッとバターを溶かすように。
しかしなんとも不条理なことに、ただいまストライキの真っ最中。
退院したら、すぐにあなたに会いに行こう。
新しい私も、あなたは好きになってくれるかな。
でも、これが一番私らしい姿、私が私であることを誇れる、あなたに一番見せたい姿。
……それで私、女をやめました。
この記事は、en:UnPoetia:Not yet a womanから翻訳されたものです。