Do335
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〜 歯形の付いたプファイル について、ゆとり
串型エンジンだから、食べられると思った
〜 歯形の付いたプファイル について、ゆとり
ドルニエDo-335プファイルは、ドルニエ社、もといドイツ第三帝国が作り上げた随分と奇抜な戦闘爆撃機である。プファイル(矢)の名前の由来は串型エンジンからきており、故にしばしば串は偉大なる技術として用いられる。串を刺すだけでIPを隠せたり、おでんを素手で持てたりなど、この戦闘機の素晴らしさは計り知れない。
串型エンジン[編集]
プファイルといえば、やはり串型配置の発動機であろう。この前衛芸術のようなデザインは実は第一次世界大戦で使い古されており、長所は通常の双発機に比べ抵抗が少ない(微妙な長所)、短所はエンジン効率が悪くなったり後ろのエンジンの冷却が難しくなったりする事であった。第一次世界大戦ではエンジンの冷却は大した問題ではなかったが、第二次世界大戦時に於いてはかなり重要視されていた(逆に空気抵抗に関しては無視する国が多かった)。
しかしドルニエ社設計陣にはこの冷却問題を解決する自信があった。彼らは長年にわたり串型エンジンについて研究を続け、ついにこのDo335プファイルを作り上げたのだ。だが、完成したのはドイツ降伏直前。彼らは戦争そっちのけでわけのわからないものを作っていたのだ。枢軸国はこの手の話題に事欠かない。
最高速度770km/h。ドルニエ社の道楽の結果である。
補足説明[編集]
- 断面図を見れば解るが、機体後ろ3分の1は後部エンジンから延びる延長軸で占められている。雷電でも延長軸から来る振動トラブルで苦しめられたのに、その何倍もの長さの延長軸を入れて何も起こらなかったのだろうか。まあ、戦後雷電をテストした米軍は振動トラブル(完全には解決してない)を気にしなかったという。でもドイツ人がそんなにテキトーな分けない。
- 武装は15mm機関銃とプロペラ軸に装備された30mm機関砲、B型では機首の15mmを20mm機関砲に更に翼に30mm機関砲1門ずつ計3門装備している。この無闇やたらに強力な武装は中二病全開である。
- 戦闘爆撃機なので爆弾もつめる。本職の爆撃機ですら爆弾倉が無かったりするのに、こいつは何故か500kg爆弾を胴体内に収容する。正直要らない仕様である。とはいえ、原型の1,000kg爆弾からは遠慮したのである。
- 脱出時、後部のプロペラと、ついでに垂直尾翼が点火ボルトで吹っ飛び、射出座席が作動するようになっていた。妙に贅沢なシステムである。
- 液冷式なので機首は空冷に比べると長く、それが理由でパイロット達にアマイゼンベア(オオアリクイ)と呼ばれた。しかし液冷としては異常に機首が長いわけでもなく、Fw190液冷ver.もドーラ(長鼻)と呼ばれたりしている。ドイツ人は短いのが好きなのか。そういえばドイツ人は長砲身の大砲も好まない。
- ベルリン上空で見た、という連合国軍兵士の証言もある。確かにUFOと見分けが付かない。