甘党
甘党(あまとう)とは、大日本帝国の政党の一つ。
概要[編集]
甘党の理念は、昭和二十年代に、熱海において「天の川」という銘菓を販売していた和菓子店によって唱えられたのが嚆矢とされる[1]。
のちの1973年に発生した「砂糖パニック」により砂糖不足が発生したことを契機として、「甘党の、甘党による、甘党のための政治」を掲げて発足した。とある甘味処に有志が集まって甘い物を食べながら結成されたという逸話が残っているが、実際は定かではない。
味覚に関する嗜好によって成立した政党であるため、当然のように甘党議員は甘い物が好きな人物が多いとされている。しかし、党員の政治姿勢に関してはまったくといっていいほどまとまりが無く、結党当初から左右に分裂してしまう、途中で反乱分子による内乱が発生する…など、紆余曲折を辿ったが、その全てを執行部の「脇の甘さ」を要因として全て見逃したことは現在に至るまで語り草になっている。
現在、党内派閥は大きく「左派」「右派」の二派に分かれている。左派は労働者階級に甘く、右派は支配階級に甘い傾向があるとされており、党大会では常に両派が衝突する事態となっている。しかし、この衝突も紛糾の一歩手前で「見通しの甘さ」から雲散霧消の結果を迎えることが慣例化していることから、両派の主要人物が早く甘味どころであんみつを食べたいがための出来レースなのではないか、との批判もある。
結党当初より、菓子業界や果物生産者に強固な支持基盤を獲得しているのが大きな特徴である。左派は果実生産者、果実問屋を中心とした支持基盤を持ち、右派は菓子関連企業、砂糖の専売を行っていたJTなどの大手企業が主要な支持基盤である。その献金規模は相当額に上るといわれているが、結党当初より「つめの甘さ」から党予算の収支が一度も正常に報告されたことがないことから、その額は明らかになっていない。
議会における主張は上記の通り一貫性を持たないが、ただ一つ「辛党は駆逐せよ」という主張のみ共通しており、他党の辛党を自負する議員にのみ議論を吹っかける、という光景がいまや議会や各委員会における風物詩となっている。しかも、その論調が「辛いものを食べると痔になるため体に悪い」「甘いものは人体における無限のエネルギーだ」といった荒唐無稽なものであるため、しばし嘲笑の的となることも多い。ただし、相対する辛党側も「甘いものこそ糖尿の原因になるなど体に悪いじゃないか」「どうせ、辛いものが苦手なだけなのだろう」と議論のレベルを合わせてしまうため、近年は論争自体が無視されることも多くなっており、党執行部の重要懸念課題となっている。
党則[編集]
甘党の党則は以下の通りである。1994年の党大会にて正式に採択された。
- 一、「となりの水は甘い」という事実を断固主張せよ。
- 一、コーヒーをブラックで飲んではならない。
- 一、1杯なら2杯、2杯なら3杯入れよ。
- 一、チクロ、サッカリンの使用禁止を撤回せよ。
- 一、恋は甘い。甘酸っぱいではない。断じて甘いのだ!
最後の「恋は甘い。甘酸っぱいではない。断じて甘いのだ!」は、党大会の最後に党員全員で唱和するのが恒例となっている。
来歴[編集]
- 1976年 衆議院議員選挙にて初めて候補を擁立した。しかし、選挙戦術に甘さが見られ議席を得ることは無かった。
- 1979年 臥薪嘗飴して望んだ次の参議院議員選挙では、世間の見通しが甘かったことが幸いし、2議席を獲得することに成功。
- 1980年 翌年の「辛いモンは辛いんだよ解散」によって行われた衆議院議員選挙では、当選した参議院議員の行動や発言に甘さが散見されたことを国民やマスコミが評価せず、またも議席獲得はならなかった。
- 1985年 沖縄県知事選挙に党員が立候補。初の地方自治体選挙進出となる。「サトウキビ畑を従来の200倍にする」「ざわわ、ざわわ」と公約として掲げるも、惨敗。ここでも見通しの甘さが露呈した。
- 1989年 この年の参議院議員選挙にて当選した新人党員が、突然離党届を提出。地方議会議員を含む23名が同調したことから、内部分裂が顕在化したのではないかと騒ぎになった。だが、件の新人党員が実は「左党」で、党の基本方針を勘違いし入党していたことが発覚したことにより、騒ぎは一気に沈静化。マスコミも「あまりにも離党者の行動が甘すぎる」と全く取り上げなかった。現在、党ではこの事実は黒歴史として一切無視されている。
- 1992年 「チロルチョコはきな粉味が好きです解散」によって実施された衆議院議員選挙にて、「バレンタインデーだけではなく、ホワイトデーにもチョコをあげよう!」「全てのたい焼き店舗に補助金を」の公約を掲げたところ、選挙管理委員のチェックの甘さが原因とされる得票数のカウントミスにより北海道2区にて初の衆議院議員当選者を出す。その後、選挙結果を巡って裁判になったが、裁判長の「甘いミルクセーキ好き」を逆手に取った法廷戦術によって勝訴。以後、現在まで議席を守っている。
- 2020年 菅義偉議員が安倍前首相の気まぐれで内閣総理大臣になったことを受け一転与党となるが自民党との兼糖疑惑や、花より団子を食べる会の問題、長男の辛党疑惑により早くも内閣支持率が30%台まで落ち込んでいる。
現在、衆議院議員2名、参議院議員2名を擁している。
党員一覧[編集]
党執行部[編集]
- 党首 坂田銀時
- 副党首 砂糖A作
- 幹事長 後糖田正晴
- 総務会長 蜜塚博
- 政調会長 飴晋太郎
その他の主な党員[編集]
- 菅義偉 第99代内閣総理大臣、パンケーキ屋を総理官邸と国会議事堂に誘致したが高すぎて当人以外誰も食べない。パンケーキ好きを公言している。
- 矢島金太郎飴(通称:サラリーマン金太郎飴、愛称は「サラ金さん」)
- 井戸田潤、小沢一敬 - 甘党の石油王ロバート・E・O・スピードワゴンが設立したスピードワゴン財団が後援するお笑いコンビ。甘~い!!!というネタを通じ、甘党の普及に貢献している。
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この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。 後は適当に頑張って下さい。(Portal:スタブ) |
- にくのおおいおおのくに
- メタナイト-「実は甘党」とバラされ、甘党に入った。夜な夜なパフェを、起きがけにいきなりアフォガートを食べている。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
与党 : | 自由民主党 - 公明党 |
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野党 : | 立憲民主党 - 日本維新の会 - 日本共産党 - 国民民主党 - れいわ新選組 - 社会民主党 - 政治家女子48党 - 沖縄社会大衆党 - 参政党 |
地域政党 : | 大阪維新の会 - 都民ファーストの会 - 新党大地 - 減税日本 |
諸派 : | 幸福実現党 - 支持政党なし - ホリエモン新党 - 維新政党・新風 - 日本労働党 - 政治発明党 - 日本破壊党 |
現存せず : | 大政翼賛会 - 社会大衆党 - 日本社会党 - 真理党 - 国民新党 - たちあがれ日本 - 日本創新党 - 日本未来の党 - 結いの党 - 太陽の党 - 次世代の党 - 民主党 - 新党改革 - 生活の党と山本太郎となかまたち - 民進党 - 自由党 - 世界経済共同体党 - 希望の党 - みんなの党 |
日本国外 : | 共和党 (アメリカ) - 民主党 (アメリカ) - 国家社会主義ドイツ労働者党 - 中国共産党 |
その他 : | 甘党 - 辛党 - 左党 - 革命的非モテ同盟 - 水銀党 - 真党紅 - チュンソフ党 - イカリ新党 - 友愛民主党 - 大福実現党 - 悪党党 - 市民党 |