クレイグ・ブラゼル

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クレイグ・ブラゼル Craig Walter Brazell 1980年5月10日 - )とは、アメリカから来日した牛丼愛好家2008年の1シーズンだけは、埼玉西武ライオンズ2009年から2012年までは、阪神タイガースに在籍し、2013年現在は千葉ロッテマリーンズに在籍し千葉の牛丼についての研究をしている。

来歴[編集]

所沢の球団時代[編集]

『強打の左打者』という触れ込みで、埼玉西武ライオンズに招かれた。チームにはG.G.佐藤中島裕之といった強打者が既に居たが、右打者ばかりであり、中軸にどうしても左が欲しかったというのが獲得の理由。

190cmという上背に90kgを越える大柄な体躯は確かに見た目は強打者っぽい。
それに顔つきも、日本にやって来て活躍した多くの助っ人の類型である“赤鬼”系の風貌を備えていた。

そこでバットを振らせてみると、『なにもそこまで振らんでも』という、肩甲骨にまで絡みつくような大きなフォロースルーのフルスイング。確かに飛びそうだ。でも、当たんなきゃ意味が無い。まぁ、良いか悪いかは試合に出してみなければ判断できない。

公式戦が始まると、確かに打つ。木製バットでありながら『金属じゃないのか?』と思わせるほどの恐ろしい打球に、相手投手はションベンをちびり、また1・2塁手が打球から逃げ出すほど。力強さを見せ付ける打撃でチームを牽引する働きを示した。でも粗い。6月には月間3割を打ったそうだが、2割未満の月もあり、トータルで2割5分の水準でウロウロしていた。

そこへ、野村克也のように“ブラゼル攻略本”を闇で勝手に売り出す人なんかが居たもんだから、弱点をパ・リーグの全球団に知られてしまい、8月辺りになると“赤鬼さん”の打棒は、スッカリ影を潜めてしまった…。

日本野球における“弱点を攻め続ける徹底ぶり”を散々思い知らされ、8月21日のホームランを最後にイライラばかりが募る日々を送ることとなる。そんな赤鬼さんの心を癒してくれたのが、来日後に知った“牛丼の美味しさ”だった。

そして運命の10月4日。東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦した際に、事件が起きた。ノムラの教えを実践できないダメ投手から、後頭部に死球を受けたのだ。これにはいくら赤鬼さんでも耐えられない。めまいはするし、オバケが手招いてるのさえ視えたという。打ち所が悪く、その後の人生を狂わせてしまった選手もいる頭部への死球、大事をとって休んでいた間に、チーム(と、所沢近辺の極めて一部の人たちだけ)はリーグ優勝に浮かれて騒いでたせいで、すっかり球団から忘れ去られてしまいました。

27本塁打・87打点は誇れる成績だったし、134三振だって長距離打者の勲章のようなもんだ。しかし、打率.234だけが残念。牛丼で紛らわせようにも、こればっかりはダメだった。

とても寂しい思いをしたまま、赤鬼さんは牛丼に別れを告げ、日本を去っていきました…。

メジャー再挑戦期間[編集]

奥さんが妊娠して「家族も増えるんだし、頑張んなきゃ」と野球を続けていた2009年。

ボルティモア・オリオールズという、弱っちい球団でメジャーリーグ昇格を賭けてた春先のこと。多く居たキャンプ参加者の1人でもあった右投手から、『お前、オレからホームラン打っただろ』なんて話しかけられた。

はぁ?マイナーで山ほど打ってきたのに、イチイチ憶えてらんねー。「それにしても解かりづらい英語だなぁ…」、なんて振り向くとメキシコ系ではない感じ、東洋人のような その男。ただ、歯茎ムキ出しで爽やかさの欠片も無い笑顔を見せる相手には、見覚えがあった。「なんだ、巨人の上原じゃんか…」

知らない人だらけの中で上原みたいな、上から目線で話しかけてくるヤツだろうと知り合いに逢えたんで少しは嬉しかった。『2球目のフォークだっただろ』なんて向こうも交流戦での対戦内容を憶えてたんで、相手をしてあげた。でも、いくら年長とは言え“オレさま口調”の改まらない上原。「そこまで親しく無いぞ」と、ついつい反撃しちゃった。

『うん、次の打席の“オレさまフォーク”でも2塁打 打っちゃったよ』

おかげで上原はヘソを曲げて、どこかへ行ってしまった。「なんか悪いこと言っちゃったかなぁ…」とは思ったが、事実だから仕方が無い。

しかし残念ながら、せっかくメジャーを確定させていたのに降格させられた。どうやらVIP並みのメジャー契約投手をマイナー選手が打っちゃったなんてカッコつかないだろ!!って事。口は災いの元、ということを思い知らされた。←だったら、こっちだってメジャーで良いじゃん。とは思うが、上原がダメって言ったのかな。それなら並び立たず。

マイナー生活では、家族がゴハンを食べていくには、少し心許ない。それでも張り切ってやってれば、光が射すかもしれない。ひたすらフルスイングを続けた。すると、

「もう1度、日本で野球する気、ある?」

5月の下旬になって突然、舞い込んだ朗報に『何が何でも話を求めて欲しい』と、赤鬼さん。ドコの球団か?なんて訊ねもせずに代理人を急き立てた。

黄色い お笑い球団時代[編集]

5月27日、15時間もの飛行機移動ながら関西国際空港に奥さんと降り立った 赤鬼さん。多くの報道陣からフラッシュを浴びせられる中、球団関係者の出迎えを受けた。そこで、厚い握手を交わした その関係者に対し、唐突な質問をした。

『牛丼屋サン、ドコ?』
ココ。

約半年の歳月を経ても忘れられなかった、あの好物。代理人を急かしてまで来日を早めた理由が、ココにあった[1]
無事にメディカルチェックをパスした翌28日、球団による記者会見に際して「あ、甲子園のチームだったのか…」と、オファーをくれた球団をようやく実感したくらいである。だいたい年俸2500万円プラスαという格安でも気にしなかった。野球と牛丼を並立できる生活が続くのであれば、満足である。しかし、奥さんからは『なんだ。銀座、遠いじゃん』って言われてしまった。

ただ、大砲と期待され1億8000万円という高額契約を結んでいた、ケビン・メンチ歴代ダメ害人の中でも10傑に挙げられるであろうという大ハズレだったどころか、鳥谷敬金本知憲新井貴浩の“新たな中軸”まで凍り付いてたチームは“超絶な得点力不足”に悩まされてた。そこへ“左打者偏重”を助長するだけでなく“1塁限定出場”といった、用兵上の問題点を抱える赤鬼さんを加えようとするムチャさ加減に、「それでも打ってくれたらエエねん!!」というチームの窮状が見受けられる。しかも最短の日程、約1週間後の交流戦の真っ只中に戦列合流を予定されていた。

日本球界に


すなわち、前年に散々手玉に取られたパ・リーグの諸チームとの対戦という高いハードルで、いきなり“獲得の是非”を試された…。

日本復帰1年目[編集]

阪神タイガース/2009年も参照。

2軍での調整期間中、内野の守備連携練習に参加。その後『こっちもやろうか?』なんて、チーム事情を酌んで自ら外野守備練習に参加する意欲を見せてくれた。1塁限定起用と聞かされてただけに、チョッと驚きであった。

6月5日から1軍合流すると「あっ扇風機さんだ、ラッキー」なんて、パ・リーグの諸チームからバカにされた交流戦。それでも、同月11日から4戦連続ホームランで見返してやる活躍を見せていた。特筆すべきは「引っ張り一辺倒」と思われてた打撃スタイルを、「打率だって残せるよ」的な広角スタイルに変貌できる柔軟性を示したのである。

しかし、そんな赤鬼さんの努力があっても、全く浮上しないチーム。とうとう、赤鬼さんの打球は敵味方を問わず、人を襲い始めた。→後述します。

赤鬼さんの“お仕置き”によって改心したチームは、8月辺りから浮上のきっかけを掴む。その間、身重の奥さんに出産帰国されるが、チームを優先したために帰国を断念した赤鬼さん。牛丼に支えられた生活を送っていた。そんな中『赤ちゃん、生まれたよん』という朗報が舞い込む。8月26日の横浜スタジアムでの試合中(5表)あった。

でも、嬉しさのあまり張り切っちゃった赤鬼さんは「うほほーーーい!!」とばかりに、1イニング2本塁打という離れ業をやってのけた[2]

ところが9月に入って、さすがの赤鬼さんであっても、どうしようもない事態に見舞われた。

9月5日、MAZDAスタジアムでの広島東洋カープ戦。2表の1打席目、2ゴロ併殺だったが1歩も走れずに負傷退場。「左大腿四頭筋筋挫傷」と診断されて1軍登録抹消である。

高校時代のアメフトでブッ壊れた左脚。現在でも完治する事無く、時折庇いながら走ってた事もあった。その上、フルスイングするたびに左脚を1歩踏み出して、傾いた巨体を支えていたのも負担になっただろうか。8月16日には東京ドームで客席に転落し、左肩を負傷。脱臼の心配をされて以来、当季2度目の窮地である。

それにも構わず9月の正念場に向けて、ただガンバリ続けた赤鬼さん。守備範囲は決して広くないけど、辛いさんヘッポコ送球を掬い上げるなど、巧みなミット捌きでチームの危機を幾度も救って見せた。そして戦列復帰後の際どい内野ゴロであっても、全力疾走。間に合わずアウトという、非常な宣告にヘルメット叩きつけて悔しがって見せた姿には、頭が下がりました。

しかしチームは、そんなガンバリを無駄にする“ドッチラケ敗戦”という残念な結果に終わってしまいました。

それでも82試合ながら16本塁打・48打点と奮闘(144試合“皆勤”という、粗いさんの15本塁打を抜いてしまいました)。なにより打率.291が“前年と違うよ”の証し。しかし、それ以上に「何とかチームの力に成りたい」という真摯な態度には、阪神オタクのみなさんも好感を受けました。そして球団からは、

「よくできました、アンタ合格です。来年もヨロシク」

と、めでたく2010年の契約を更新(1年契約の8000万円)してもらえました。野球と牛丼という幸せな生活を、翌年も続けられそうです。ひとまずメデタシ。

殺人打球[編集]

埼玉西武ライオンズに属してた2008年、相手を震え上がらせた“殺人的打球”。しかし日本復帰直後に、その最初の餌食となったのが、なんと赤鬼さん本人だった。

6月13日の幕張での千葉ロッテマリーンズ戦での事。0-7なんてコテンパンの展開で3打席目が巡ってきたものの、両足を含む自打球3発が命中。同一打席中に3発なんて“バックスクリーン3連発”にも相当するほど稀有な、野球の神様のイタズラにしては度が過ぎる。赤ら顔が、ますます赤くなった赤鬼さん。立つのがやっと、という状況であっても健気にフルスイングすると、打球は外野まで飛んじゃいました。

ようやく自打球地獄から開放されたは良かったが余りの痛さに1歩も打席から踏み出せず、四つん這いになって悶絶。外野ゴロ確定、と思われた。

でも、野球の神様は見捨てませんでした…。

飛んだ打球がウッカリ柵越え、焼け石に水の単発ホームラン。歩いて良かったのに、なんとか走って1周した。←でも1-9で負けたチームは、奮起しませんでした。

そこで殺人打球は、次なる標的に狙いを定めた。

7月18日の東京ドームでの読売ジャイアンツ戦。3-5で追い上げる6表、赤鬼さんの“火の出る当たり”が1・2塁間を切り裂いた、…ように見えた。ところが、打球は内野で止まっており、そして何だかワカランまま塁間上で1塁走者の金本知憲が悶絶してる。

どうやら、鉄人に命中したようだ(記録は2塁への内野安打、1走の鉄人アウトの扱い)。

しかし、これでチャンスを霧散させた直後、ダメ押し食らって4-11とボコ負け。それでも、チームに何らかのきっかけを与えたようだ。なにしろ、丈夫で知られる鉄人に『さすがに死んだかと思った…』と言わしめ、フルイニング終焉を覚悟させたくらいである。おかげでチーム内で、噂が立った。

「腑抜けた野球してると赤鬼さんに殺されるぞ!!」

走者でなくても、ベンチへの強烈ファールで恐われる可能性もある。これでようやく、仲間が“眼の色”を変えてくれたようである。←あっ、別に鉄人が腑抜けてた訳じゃないから、悪しからず。

だが赤鬼さんが襲うのは味方だけだと思って油断するのは大間違い。赤鬼さんにはまだ返せていない借りが2つもあるのだから。
優しい優しい赤鬼さんはインコースばかり投げて3連続自打球を起こす原因となったロッテ小野投手へのお返しのチャンスをうかがっていた。
これまでリーグが違うという事で逃れてきたが赤鬼さんが諦める訳もなくついに赤鬼さんの殺人打球の餌食になる時が来た。

そして2010年5月25日の交流戦、しとしと雨が降る1回裏に事件は起きた。
赤鬼さんが普段は見せないボール1個分の狂いもない正確なバットコントロールで殺人打球をぶちかます狙い通り肩に命中した。
この日1軍に復帰したばかりだった小野はわずか16球で降板、あげく当てられた後上がったボールをロッテ内野陣が落球。小野は当たり損である。
小野がこの時ほど強く小坂がいれば・・・」と思ったことはなかった。小坂なら痛がる小野の怪我の手当てをしながら逆立ちしていても捕れたことは言うまでもない。
それどころか小坂ゾーンが発動していれば肩に当たる前に捕ることだってできたはずである。
突然のアクシデントにベンチも右往左往し、結局試合は終始タイガースペース。
自慢のマリンガン打線もこれまでの試合でほぼ毎回失点のスタンリッジに完全に抑え込まれ、夜の帝王の覚醒まで手伝ってしまうはめになった。
唯一の救いは怪我が肩の打撲で済んだことだ。 だが忘れてはいないだろうか。

赤鬼さんは3度も当たったのだ

1回目が焼け石に水の単発ホームラン。2回目が肩への殺人打球。その上正確に当てたにもかかわらず打撲だけ。当然赤鬼さんは不完全燃焼だ。
となれば3度目で血の雨が降ることは火を見るより明らか。
プロ野球ファンならば2011年の交流戦でどのような惨劇が起こるのか、それともロッテベンチが最悪の事態を避けるために登板回避させるのか。熱い視線を送りたい。

脚注[編集]

  1. ^ しかし『メディカルチェックと記者会見を残してますんで、明日以降で勘弁して下さい』との返答に、我慢せざるを得ませんでした。
  2. ^ チームの先輩・桧山さんなんて、1イニング2三振したことがあるという。

関連項目[編集]

ExSport.png この項目「クレイグ・ブラゼル」は、エキサイト不足のようだね。
さあ、君もこの記事に胸が高まるような文付け足してみよう。レッツトライ! (Portal:スタブ)