エクストリーム・訪問販売
ナビゲーションに移動
検索に移動
エクストリーム・訪問販売(エクストリーム・ほうもんはんばい)とは、各家庭を訪問して様々なものを提供する訪問商人と、その訪問を受けた住人の間で繰り広げられる、言葉によるスポーツである。
訪問商人は自らに有利な条件を押し付けようとし、住人は純粋に駆け引きと相手の様子を楽しむために参加するのが普通である。
概要[編集]
時と場合を選ばず、住人の家に訪問商人が訪れることによって始まる、一種の出会い系スポーツである。住人側はこのスポーツにおける挑戦権を持たず、訪問商人にのみその権利があることも特徴の一つとして挙げられる。訪問商人が勝利した場合には彼らは金銭を得るが、敗北した場合には時間と精神力の浪費のみを得られる、リスクの高いスポーツとしても知られる。住人側には非常にスリルのあるスポーツだが、一歩間違えば大変なことになるので挑戦を受けるかは自己責任である。
- 参加資格
- 訪問商人は訪問販売協会の証明書を持っていないことが基本である。また、各種法律を順守する気持ちを持ってはいけない。これらは彼らの商売に対する嫌がらせに基づいた足枷であり、政府と(中略)であるから、陰謀説と同様に(中略)である。と言っても(中略)が(中略)で(中略)なので、むしろ(中略)と言ったほうがいいだろう。住人側の参加資格は別にない。
- 開始の合図と序盤戦まで
- 開始の合図は至って単純であり、訪問商人があなたの家のチャイムを鳴らすか、ドアを叩く事によって告げられる。住人がアンサイクロペディアを見ていようがトイレで籠城戦を繰り広げていようが風邪で寝込んでいようが恋人と楽しんでいようが全く関係ない。
- 次に住人側がどのような対応をするかでこの後の展開は大きく違ってくる。追い返せば不戦勝になるが、勝利数にカウントされないためお勧めはできない。ドアを開け、「なんでしょうか?」と対応するのがベストである。
- 次の段階として、訪問者が本当に訪問商人であるか、訪問商人を騙る一部団体の参加者であるかを判断することになる。「氏名・所属企業・訪問の目的・商品の説明をしても良いか」の全てを聞いてくる場合、偽訪問商人であり、対応には十分な注意が必要である。この四つのうちの一つでも伝えてこない場合、エクストリーム・訪問販売の挑戦者であることが特定商取引法に明記されている。
- 上記の過程を経て初めて、玄関口の攻防と呼ばれる序盤戦が開始される。
- 序盤戦
- 序盤戦は訪問商人側にとって掴みの段階であり、自分たちを勝利させれば住人側に多大な利益があると、魅力的な条件を提示してくる期間である。「期間中なので無料」「他の業者よりも絶対にお得」「今なら洗剤つけちゃう」などの呪文が詠唱される。
- 住人側にとってこの序盤戦は、挑戦者の力量と「本当にこの相手で楽しめるのか?」という重要なポイントを確認する大事な期間である。自分よりもレベルの高い相手にはさっさとお帰り頂くのがポイントである。
- 近年「点検商法」と呼ばれる営業法を採用する商人の存在が確認されており、競技開始のタイミングが曖昧になることもある。点検商法は電気や水道といったインフラ関連業者が点検と称して住居に上がり込み、設備をベタベタと触って故障させたりしながら営業を開始する商法である。住居内部での勧誘は成功率が高いとされ、最近ゲームバランス調整の観点から商人に住居侵入時の勧誘宣言が義務付けられた。
- 中盤戦
- 訪問側の一通りの前口上が終わった段階で、中盤戦へと移行する。様々な理由をつけて家の中に入れてくれという要求を行ってくるので、これを曖昧な形で許可するのがポイントである。
- 家の中に入ると、訪問商人の本格的な攻勢が始まると考えて間違いない。ここからが彼らの実力の見せ場であり、様々な手段で要求を呑むように伝えてくるだろう。これをどのように回避し、切り返し、訪問側に精神的なダメージを与え続けるかが住人側の腕の見せどころである。
- 終盤戦
- 中盤でどちらが優勢に立ったかで終盤戦の展開は違いを見せる。住人側が弱みを見せれば訪問側の契約という名の勝利宣言に同意を余儀なくされるだろうが、住人側が優位に立てば、訪問側は苛立ちを隠せなくなってくる。
- 勝敗が決する大事な期間であるため、言いたいことがあるならさっぱりすっきりきっちり告げよう。諸君の健闘を期待する。
- 試合後
- 試合結果によってその後の日常生活にも問題が発生するので、住人側はできる限り勝利することが望ましい。ただ、終盤で敗北を装い、試合後に第二試合とも言えるエクストリーム・クーリングオフに進む強者もいるので、是非一度は挑戦してもらいたい。
- 試合の戦果報告は、住人側が消費生活センターに電話することによって記録される。トイレの後に手を洗うのと同程度のエチケットであるため、きちんと済ませておこう。
各種の技[編集]
試合中に展開される戦技の一部を紹介する。個人技から集団技まで、今ならアンサイクロペディア編集事典も付いてきてお得ですよ!
訪問商人側[編集]
- 仲間を呼ぶ
- 付近に待機した上司や同僚を呼び寄せ、住人側を数で圧迫する。ここから派生する技も多い。
- やたらと携帯の着信を強調する
- 自分には顧客が多いのだと住人側に見せつけ、信用を得ようとする技。
- 諭す
- 自分の薦める商品がいかに優れているか、それを手に入れないとどんなことになるかを延々説明し続ける。二時間でも三時間でも、本人が疲れても。
- 怒鳴る
- 『諭す』の前に使うか後に使うかで効果が変わる。怒鳴りつけ、武力をチラつかせることもあるグレーゾーン戦技。
- 物を叩く
- 主に自分の持ってきた鞄を叩き、その音で住人側を委縮させる。弱気な相手に特効。
- 立ち上がる
- 両者が座っている場合に用いられる戦術。『怒鳴る』と併用することが多い。
- 部下を叱る
- 住人側が納得しないのはお前のせいだと部下を怒鳴りつける。もちろん演技であるが、この後に部下からどう思われるかは知ったことではない。
- 意味不明な理論を展開する
- 明らかに異常な理論を展開させ、強引に納得させる。部下がいる場合、同意させる技もある。
- 頼み込む
- 「今月の契約数が…」や「こいつ(部下)のためにも…!」と同情心を誘う。トドメの一撃で、最終盤で使うと効果が高いが、序盤に使うと底が知れる。
- 武力行使
- 非常に効果が高いが、後日警察のご厄介になれる諸刃の剣である。殴る蹴るはもちろんの事、一部挑戦者は(以下略
- 報復措置
- 勝利できなかった場合、後日になって行われる儀式である。試合中にチラつかせることもあるが、ほぼ実行しない。
住人側[編集]
- 弱腰で過ごす
- 訪問側を深みにはめるための演技。序盤をこれで過ごせば楽しい中盤戦に突入できる。さらに中盤もこれで過ごせば終盤で奇跡の逆転ゲームを演出できる。
- 録音
- 基本技の一つ。録音して後から楽しむ。家族や友達と楽しめる技である。自称治安維持組織に聴かせると笑いをとれる。ただそれだけ。
- ニヤつく
- 終始ニヤニヤし、相手の不快感を煽る技。相手が怒鳴り始めればしめたものである。怒鳴られても泣かない。
- 法律を持ち出す
- 理論武装を行い、法律という名の剣と盾を用いる。場が一気に白ける諸刃の剣である。
- 上の空
- 生返事と焦点の合っていない瞳で相手を惑わす。相手のやる気を削り、怒りゲージを充填する。やっぱり怒鳴られても泣かない。
- 逆勧誘
- 「交換条件として、こちらの商品を購入してもらえれば・・・」と伝える技。失笑されるだけで効果はない。ただし宗教勧誘の場合は相手の自分への印象をがらりと変えることができる。
- 寝る
- 話を聞いているふりをして寝る高等技。初心者にはお勧めできないし、起きた時に自分の家にいるかどうかもわからない。
- 通報
- 一撃必殺の試合中断ホイッスル。優秀で頼もしい警察官を召喚。使用した場合、もちろん無効試合となる。
類似の競技[編集]
訪問商人ではなく、某宗教団体などの訪問信者を相手に楽しむものや、クレームをつけにきた隣人を相手に楽しむものもある。前者は執拗に訪問してくるため、何度でも楽しめる。後者は病院で看護婦さんと四六時中過ごせる位に発展することから、末永く楽しみたい人にはお勧めであるが、普通は誰もやらない。
![]() |
この項目「エクストリーム・訪問販売」はエクストリームスポーツに関連する書きかけ項目である。この項目へ加筆すれば、君もエクストリームスポーツへの出場が優遇されるのである。ただし、出場しても命の保障がないから気をつけろ! (Portal:スタブ) |