みなみけ〜おかわり〜 (トーグ・ソースブック)

出典: へっぽこ実験ウィキ『八百科事典(アンサイクロペディア)』

「オレはどちらでもおいしい!
そう! オレは保坂!
それがたとえぐちゃぐちゃであろうとも、だ!」
~ みなみけ〜おかわり〜 について、保坂

みなみけ〜おかわり〜(トーグ・ソースブック)」は、新紀元社から2006年に発売された、日本独自のトーグの追加設定集である。 [1] その内容は、桜場コハル漫画みなみけ』の世界に基づきながらも、異世界からの侵略により変容してしまったみなみけ世界が描写されている。

2008年1月より、本書を原作とした同名のアニメが放映中である。

目次

[編集] 概要

侵略は突然に開始された。ゴシックホラーファンタジーサイバーパンク原始時代等の多様なコズム(平行世界)の尖兵は、地球各所のリアリティを自らのものに変質させ、人類の抵抗を退けて支配地域を拡げていった。

日本もまた密かに侵略を受けていたが、南家とその周辺は平凡な日常を淡々と送っていた。しかし3ヶ月後、南家三姉妹と友人達が温泉でのんびりしていたその時には、ハイロード・ナオト・ホソダ率いるコズム、アスリードの侵略が始まっていたのだ。アスリードのレルム(植民地)と化したこの地域は、「オカワリ」と名付けられた。

侵略の影響により、三姉妹達も性格に変調をきたし、南家は険悪な雰囲気に支配されつつある。このまま「みなみけ」の世界は、黒塗り人間に支配されてしまうのだろうか……。

[編集] 設定

[編集] レルム概要

[編集] オカワリ

どんな世界か? サイコホラー
支配地域 南家周辺地域
故郷のコズム アスリード
ハイロード(王) ナオト・ホソダ
ダークネス・デバイス 空虚なる鍋「カラナベ
世界法則 陰鬱の法則(人の性格が変貌し、鬱展開になる)
黒子の法則(名前のない人物が黒塗りになる)
露出の法則(裸体を晒すことが多い)
不安定の法則(人物がカット毎に異なって見える)

人の心の暗部が露呈する、サイコなレルム。欲望、陰謀が横行し、寛容や慈愛は見る影もない。人心の荒廃を表すように、常に曇り空である。

文化・文明は、コア・アースの日本とほぼ等しい。そのため、レルム内の人物は誰一人として侵略を受けていることに気づいていないのである

黒塗りの人が往来を歩いていても気づいていないのである

藤岡が白髪になっていても気づいていないのである

家の間取りが変わっていても気づいていないのである

ハイロードであるナオト・ホソダは、かつて「シャッフル」レルムにおいて、ダークネスデバイスカラナベを発動させ、多くの人々を心から震撼せしめた

気づいていない実例を下に掲載する(画像はアニメ版より)。 Image:みなみけお変わり.JPG

[編集] 登場人物 (NPC)

侵略による変化 小さい方が侵略前 奥の方は侵略後
侵略による変化 小さい方が侵略前 奥の方は侵略後

[編集] 南家

南 春香(みなみ はるか)
長女にして慈愛と≪魅力/CHA≫溢れる保護者。
しかし世界法則の影響を強く受け、今や恐怖により南家を支配する鬼女と化し、≪魅力/CHA≫激減、〈威嚇〉技能値上昇中☆。妹達への愛情をこめたお菓子を作ることもなく、駄菓子で済ませるようになった。
バレンタインの変」以降はポッシビリティを回復し、温厚な性格を取り戻す。
南 夏奈(みなみ かな)
次女。愛すべきバカ。≪知力/MIN≫が低いわけではない。
しかし世界法則の影響を受けて、ただの頭が気の毒な子に。
南 千秋(みなみ ちあき)
三女。クールに〈毒舌〉を駆使するキャラ。
姉達の変貌ぶりに怯え、≪精神力/SPI≫が低下、SANチェックする日々。
フユキの危険性を頭のアンテナで本能的に察知し、警戒している。
ふじおか
一見ただの熊のぬいぐるみだが、実は強力なエタニティ・シャード[2]。千秋の性格変貌が比較的穏やかなのは、ふじおかを身近に置いているからである。嘘だよッ!

[編集] 小学生

南 冬馬(みなみ とうま)
技能〈末っ子〉でわがままに振舞うが、チアキの同技能と対抗して行為判定に失敗、子分にされる。出番が減った今では、ただの泣き虫に。
マコト、マコちゃん
技能〈変装(女装限定)〉を所持。女装が手段ではなく趣味になりつつあるのは、世界法則の影響ということにしておこう。
シュウイチ
ポッシビリティ能力(世界法則の変化に抵抗する力)を持たなかったため、哀れにも黒子と成り果てる。
後にポッシビリティ能力を得て回復。しかし、〈プレーンヨーグルト〉なのには変わりない。
内田ユカ(うちだ ゆか)
技能〈ダイスを振っても1しか出ない〉を持つ。
吉野(よしの)
技能〈腹黒〉を用いてマコトをいじる。

[編集] 中学生

藤岡(ふじおか)
高い≪魅力/CHA≫と技能〈サッカー〉を持つが、カナに対してはあまり役立っていない。
不安定の法則により外見が大きく変貌した。髪が脱色されたため、風紀違反で教師に目をつけられている。
温泉旅行において、露出の法則によって変質者になってしまった。
ケイコ
技能〈メガネ〉。元々(内外共に)陰鬱な性格が、より陰鬱に。

[編集] 高校生

マキ
技能〈きもちわるいと言う〉所持。
アツコ
技能〈影が薄い〉〈獣化(猫)〉。
保坂(ほさか)
このレルム内で最強のポッシビリティ能力者。世界のリアリティがどう変化しようと保坂は保坂であり続ける。
技能〈脱衣〉を持つので、露出の法則も恐れるに足らず。
常に南春香を観察しているため、その異変に気付く日も遠くない……と思われる。人類に残された最後のきもちわるい希望
速水(はやみ)
このゲームにおけるジョーカー。行動原理は「面白い事」の追求であり、敵にも味方にもなる危険人物。彼女の持つアイテム「高級ジュース」には未知の酩酊成分が含まれるので要注意。

[編集] アスリード勢力

フユキ
みなみけ世界の中心である南家三姉妹を無力化するために、ホソダが送り込んだエージェント。心理作戦でじわじわと南家三姉妹を分裂に追い込む計画である。
デバイス「マジメメガネ」は、〈魅了〉の行為判定に+ボーナスが付く。バレンタインチョコを獲得するのも容易い。
父親との二人暮らしという設定になっているが、その父親なる人物は実在しない。死ねばいいのに
ナオト・ホソダ
「アスリード」コズムのハイロード。その才能は早くから注目され、若干20代にしてハイロードの地位を得る。
レルムの運用においては、最初は甘い餌を与えて人心をつかみ、後に厳しくどん底に突き落とすという手法を用いる。その顕著な例である「シャッフル」レルムにおける「カラナベの惨劇」は、コズムバースに広く知れ渡っている。
現在は、「オカワリ」レルム侵攻軍指揮官として、その職務を遂行中。

[編集] その他

黒子
侵略の結果、ポッシビリティ能力を持たない一般住人は、そのレルムのリアリティに合わせて変身してしまう。いわゆる「オーズ」である。当レルムにおいては、「黒子の法則」によりオーズの肌は黒く塗りつぶされる。そのため、「黒子」と呼ばれるようになった。
2008年2月17日、一部のオーズがポッシビリティを部分的に回復し、顔が半分黒塗りになるという事例が観測された。
黒子の詳細についてはこちらも参考にしてほしい。
駄菓子屋のおばさん
菓子を作らなくなった春香に駄菓子を提供している。
ポッシビリティ能力者であるため、黒子化を間逃れている。地域のレジスタンス組織の一員として活動中。

[編集] 侵略の歴史

[編集] 当項目について

トーグ・ソースブック「みなみけ〜おかわり〜」には、ゲームのソースブックという性質上、侵略のスケジュールの詳細について確定した記述はない。以下に記す「侵略の歴史」は、当ソースブックに準拠して2007年に行われた、全13回の公式テーブルトークRPGセッションの記録、及びそこから書き起こされたリプレイに基づいている。このリプレイは、2008年4月4日発売(予定)の「TV ANIMATION みなみけ〜おかわり〜ふぁんぶっく」に収録予定である。その際、前半のオーバーキル気味なシナリオバランスについて、ゲームマスターによる説明が為される事を期待したい。

なお、「みなみけ〜おかわり〜」アニメ版は、有能な監督・スタッフの下、リプレイを忠実に再現する形で制作された。以下に記述する各イベントの日付は、アニメ版に準拠して修正を行っている。

[編集] 概要

アスリードの侵略開始以前から、一部のストームナイト(ハイロードに抵抗する能力者)はネット上で連絡を取り合い襲来に備えていた。しかし侵略の当初においては、ハイロード・ホソダは陰鬱の法則が顕現しないよう配慮し、一方で露出の法則によりストームナイト達を油断させる戦法を選択した(第1~第3セッション)。

エージェント・フユキの出現(第3セッション)に、ストームナイト達は警戒を強めたものの、翌週より開始されるアスリード軍の大規模攻勢までは予見できなかった。作戦名:Ogress(鬼女)は、南家長女である春香を狙い打つものであり、結果として形容し難い大惨事を招いた(第4、第5セッション)。ストームナイト達はネットを戦場としてフユキの排除、ハイロードの打倒を試みるも、時既に遅し、多くが負傷し戦線を離脱することとなる。

戦いが酸鼻を極める中、ストームナイト達の執拗な攻撃により、ついにエージェント・フユキが深手を負い、退場することになる。その結果として、バレンタインデーにおけるポッシビリティの部分的回復が発生した(第7セッション)。この時期、ハイロード・ホソダが現場の直接の指揮を離れていたため、その後もポッシビリティは回復を続け、侵略以前の水準に迫るほどであった(第8、第9セッション)。

ハイロード・ホソダが帰還した時点で、戦線の情勢はストームナイト側に有利なものとなっていた。フユキを封じられたハイロードは、新たな布石として、南春香の海外留学を手配した(第9セッション)。

そして早春、エージェント・フユキが戦線に復帰。予告無しの復活にストームナイト達は戦慄した。内通していた速水の奇襲によって、緩みきっていた南家軍集団は全滅の憂き目に会う(第10セッション)。

しかしながら、アスリード軍も混乱しており、最終作戦を待たずしてフユキが更迭されるという予想外の展開となる(第12セッション)。

そして、最後の戦いが始まる(第13セッション)。「海外留学」という切り札が使用され、ある程度の混乱が引き起こされた。しかし結局は南春香に回避されてしまい、不発に終わる。決定的な戦果を出せず、アスリード軍は撤退、「オカワリ」レルムは開放された。戦いの終わりを見届けるストームナイト達の心に歓喜はなく、ただ疲弊のみがあった。そんな彼らを最後の衝撃が襲う。それは南家に届けられた一通の葉書……再会を望むというエージェント・フユキからの挑戦状だったのだ。

[編集] 年表

12008年1月6日アスリードによる侵略開始、おかわりレルムの成立。
22008年1月13日静かなる侵略の時期。学校の校舎が過剰装飾になる等の変質が見られる。
32008年1月20日露出の法則フェスティバルの中、エージェント・フユキが送り込まれる。
42008年1月27日フユキの本格的活動開始。町内清掃において春香に取り入り、南家分裂の端緒と成す。
52008年2月3日春香が矛盾チェックに失敗し、性格の変貌を遂げる。「ガラスのうさぎの悲劇」。
62008年2月10日リアリティストームの影響による大寒波、大規模停電が発生。
72008年2月17日ポッシビリティの部分的回復が観測される。後に言う「バレンタインの変」。
82008年2月24日フユキ及びハイロード・ホソダの不在による、つかの間の平和。
92008年3月2日夏奈の〈予知〉能力発現。シュウイチがポッシビリティ能力を獲得。千秋のアンテナ増強。保坂がストームナイトとして目覚める。
102008年3月9日エージェント・フユキの帰還と反攻。桜戦線における南家軍集団の全滅。保坂、戦闘に参加せず。
112008年3月16日フユキ、決戦に向けて千秋への宣戦布告。夏奈倒れる。
122008年3月23日エージェント・フユキの最後の戦い、そして更迭。「海外留学」発動。
132008年3月30日「海外留学」による混乱と収束。「オカワリ」レルムの開放。保坂の旅立ち。
  • 残念ながら舞台を「オカエリ」のエンディングの地に変えてしまった。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 注釈

  1. トーグ(TORG)とは、米国 West End Games社が発売したテーブルトークRPGであり、複数の並行世界から侵略される地球を題材としている。
  2. なんかすごいアイテム


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